皆さん、こんにちは。船井総研ホールディングスの山本です。

新卒採用の会社説明会や座談会で、学生の皆さんから最も多く寄せられる質問の一つが「船井総研グループでは、どのような人を採用したいと考えていますか?」というものです。コンサルティング業界というと、「高度な論理的思考力が必要」「特定の専門知識や難関大学の学歴が必須」といったイメージを抱かれがちですが、私たちが新卒採用において最も重視しているのは、そうしたスキルセットや学歴ではありません。

私たちが求める人物像に対する答えは、創業以来大切にしている「成功の3条件」という言葉に集約されます。本記事では、なぜ私たちが人物像を重視するのか、そして採用選考において皆さんのどのような姿に期待しているのかを、詳しく紐解いていきます。

この記事でわかること

  • 船井総研グループが新卒採用でスキルや学歴よりも「人物像」を最重視する理由
  • 採用の共通言語である「成功の3条件(勉強好き・素直・プラス発想)」の具体的な解釈
  • カルチャーフィットの観点から見た「向き・不向き」の自己判断のヒント

なぜスキルや学歴ではなく「人物像」を重視するのか

結論から申し上げますと、船井総研グループの新卒採用においては学歴や大学での専攻で合否を判断することはありません。もちろん、学生時代に専門的な学問を深く探究してきた経験は素晴らしいものですが、それを合否の絶対的な基準にはしていないのです。

その最大の理由は、私たちが主なクライアントとしているのが「中堅・中小企業の経営者(オーナー社長)」であるという、船井総研グループならではのビジネスモデルに起因しています。

コンサルティングの現場では、机上で完璧な戦略を描くこと以上に、「いかにして経営者の心を動かし、現場での実行まで伴走して、即時業績アップという成果につなげるか」が問われます。大企業の部門担当者へのプレゼンテーションとは異なり、意思決定のスピードが速いオーナー社長と対峙するためには、知識の絶対量よりもや「経営者の想いや悩みを素直に受け止める力」「現場で泥臭く学び続ける姿勢」、そして「困難な局面でも前向きに打開策を考える力」が、コンサルタントとしての成果を大きく左右します。

専門知識やコンサルティングのフレームワーク、スライド作成の技術といったスキルは、入社後の充実した研修や、数多くの現場経験を通じていくらでも伸ばすことができます。しかし、仕事に向き合う根底の「価値観」や「姿勢」は、一朝一夕で身につくものではありません。入社後のキャリアの早い段階から経営者と直接対峙する環境だからこそ、入社時点でのカルチャーフィット、すなわち「人物像」の適合度が、その後の活躍に直結すると私たちは考えています。

求める人物像は「成功の3条件」を体現する人

では、私たちが重視する「人物像」とは具体的にどのようなものでしょうか。その答えとなるのが、創業者である船井幸雄が提唱した「成功の3条件(勉強ずき・すなお・プラス発想)」です。これは船井総研グループ全体の価値観の原点であり、採用活動においても、私たちが共に働きたい仲間を探すための共通言語として機能しています。

採用面接の場において、私たちがこの3条件をどのように解釈し、皆さんの経験と照らし合わせているのかをご説明します。

① 勉強ずき

ここで言う「勉強ずき」とは、テストの点数が高いという意味ではありません。「自分の知らない領域や新しい物事を、好奇心を持って面白がれる姿勢」のことです。中堅・中小企業のあらゆる業種・テーマに向き合うコンサルタントは、常に最新のトレンドや業界動向をインプットし続ける必要があります。
面接においては、「学生時代に何を、どれだけの量、どれだけ継続して学んできたか(取り組んできたか)」という行動量と継続性から、この知的好奇心と探究心を拝見しています。

② すなお

「すなお」とは、単に言われたことに従順であることではありません。「他者からのフィードバックや耳の痛い意見を、まずはしっかりと受け止められる柔軟性」を指します。自分の考えに固執せず、経営者からの厳しい意見や先輩からの指導を成長の糧にできる人は、コンサルタントとして劇的に伸びます。
例えば、面接で過去の困難な経験を伺った際、その原因を他責(環境や他人のせい)にしていないか、周囲からの助言をどのように受け入れ、自分の行動に活かしてきたか、といった点に注目しています。

③ プラス発想

「プラス発想」とは、単なる楽観主義ではなく、「困難な状況下でも、物事の肯定的な側面を見出し、前向きに行動できる力」です。コンサルティングの現場では、思い通りにいかないことや、高い壁にぶつかることが日常茶飯事です。
面接では、挫折経験や困難な状況をどう語るかにこの発想が表れると考えています。同じ経験でも、「できなかった理由」を並べるのではなく、「その経験から何を学んだか」「やってよかった点」「次にどう活かすか」という未来志向のストーリーで語れる方には、強いプラス発想を感じます。

💡 創業者の思想・「成功の3条件」をさらに深く知りたい方へ

「成功の3条件」が船井総研グループのカルチャーの中でどのように根付いているのか、より深く知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
▶ 【成功の3条件】船井幸雄が説いた「勉強好き・素直・プラス発想」とは

また、創業者・船井幸雄の思想体系の全体像をより深く知りたい方には、著書『法則』をおすすめします。船井総研グループの考え方のベースとなった原典に触れていただけます。
▶ 船井幸雄 著『法則』(Amazon)

学歴・専攻は問わない理由と、実際の構成

先述の通り、私たちは新卒採用において学歴や専攻を基準にしていません。「成功の3条件」を体現し、中堅・中小企業の経営者を本気で支援したいという熱意があれば、どのようなバックグラウンドの方であっても歓迎します。

実際、文系・理系の構成比率で見ると、例年、文系出身者が全体の約9割、理系出身者が約1割という割合になっています(文系9:理系1)。経営コンサルティングというと、理系の論理的思考やデータ分析の専門家ばかりが集まっているイメージを持たれるかもしれませんが、決してそんなことはありません。法学部、文学部、教育学部など、様々な専攻の出身者が最前線で活躍しています。

なぜそれでコンサルティングができるのか。それは、「中堅・中小企業向け」そして「業種特化・テーマ特化」のコンサルティングを行うための専門知識やノウハウが、グループ内に圧倒的な量として蓄積されているからです。入社後の基礎研修や、先輩コンサルタントと同行する現場(OJT)を通じて、プロフェッショナルとして必要な知識は徹底的に吸収できる構造になっています。
だからこそ、入り口の時点での「知識の有無」ではなく、知識をスポンジのように吸収できる「素直さ」や「勉強好き」であることの方が、はるかに重要なのです。

逆にカルチャーフィットしにくい人の傾向

ここまで私たちが求める人物像をお伝えしてきましたが、就職活動は企業と学生の「マッチング(適合性)」を確認する場です。どちらが優れている・劣っているという話ではなく、単純に向き・不向きが存在します。

皆さんの自己判断の助けになるよう、船井総研グループのカルチャーとは少しフィットしにくいかもしれない方の傾向も、正直にお伝えしておきます。

  • 完成された正解やマニュアルを求める志向が強い方
    コンサルティングの仕事には、常に通用する「たった一つの正解」はありません。経営者と共に正解のない問いに向き合い、泥臭くトライ&エラーを繰り返すことに抵抗がある方は、ギャップを感じるかもしれません。
  • 自分の知識や経験への自信が強く、他者の意見を取り入れる柔軟性が低い方
    「素直さ」の逆となります。自分のロジックに固執しすぎて経営者の想いに寄り添えなかったり、チームメンバーからの助言をシャットアウトしてしまったりする方は、入社後の成長スピードが鈍化しがちです。
  • 困難な状況で「なぜできなかったか」の説明に時間を割いてしまう方
    経営者が求めているのは「言い訳」ではなく「どうすればできるかという解決策(プラス発想)」です。できない理由を精緻に分析すること以上に、次の一手を前向きに考えられる思考が求められます。

これらは決して能力の優劣を測るものではありません。もし上記に当てはまる部分があったとしても、それはご自身の個性が活きる別のフィールドがあるという証でもあります。

採用時点での完成度より、入社後の「伸びしろ」を見ている

ここまで読んで、「今の自分が『成功の3条件』を完璧に満たしている自信がない」「面接でうまく語れるか不安だ」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
どうかご安心ください。私たちは、入社時点でこの3条件が100点満点に備わっている完璧な学生を求めているわけではありません。

「成功の3条件」は、入社したらそれで終わりではなく、コンサルタントとして、一人のビジネスパーソンとして、生涯を通じて現場での経験と共に磨き続けていくものです。現在活躍している先輩社員たちも、数々の失敗や挫折を経験し、経営者から厳しいお言葉をいただきながら、少しずつ「素直さ」や「プラス発想」の本当の意味を体得してきました。

私たちが採用選考のプロセスで見ているのは、完成された姿ではなく、皆さんの「伸びしろ」です。
これまでの人生で何かに熱中してきた経験があるか。自分の至らなさを素直に受け止め、より良くあろうとする姿勢があるか。選考を通じた対話の中で、少しでもそうした片鱗や可能性を感じさせてくれる方との出会いを、私たちは心待ちにしています。


船井総研グループがパーパスとして掲げる『サステナグロースカンパニーをもっと。』を実現するためには、私たち自身が変化を恐れず、常に成長し続ける集団でなければなりません。
「成功の3条件」に共感し、中堅・中小企業の未来、そして日本経済の底上げに共に挑んでくれる方からのエントリーを、心よりお待ちしております。

船井総研グループで、あなたの「成長」を加速させませんか?

学歴や専攻は問いません。「成功の3条件」に共感し、経営者と本気で向き合いたい方のご応募をお待ちしています。

新卒採用エントリーはこちら

▶ 関連記事:船井総研グループの原点「成功の3条件」とは?